2017-05-13 「笹の舟で海をわたる」角田光代 昭和を生き抜いた女性ふたりの物語。実に情緒豊かで重厚な物語。全体的にシックでもの悲しい雰囲気だ。以前の角田光代には書けない、今の角田光代だからこそ書ける物語。戦争は子供も傷つける。老いについても考えさせられた。左織にとって風美子のような存在がいるのは、幸せなことなのではないだろうか。笹の舟で海をわたる作者: 角田光代出版社/メーカー: 毎日新聞社発売日: 2014/09/11メディア: 単行本この商品を含むブログ (8件) を見る