走れ!タカハシのブログ

本の感想についてのブログ

2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「オイアウエ漂流記」荻原浩

まるで自分も漂流されたかのように物語にハラハラドキドキしてしまった。完全に物語に入り込んでいたかのように思う。能天気な早織が実はこの中で1番頼もしいのかもしれない。ラストはホッとした。オイアウエ漂流記作者: 荻原浩出版社/メーカー: 新潮社発売…

「柊様は自分を探している」4 西森博之

これから夜叉と関わることになるのだろうか。柊様は自分を探している。 4 (少年サンデーコミックス)作者: 西森博之出版社/メーカー: 小学館発売日: 2017/05/18メディア: コミックこの商品を含むブログを見る

「天のは人の上に人をつくらず」安野光雅

少し哲学的。さまざまな努力の上に人権が作られたことを忘れずにいたい。天は人の上に人をつくらず (小さな学問の書 (3))作者: 安野光雅出版社/メーカー: 童話屋発売日: 2001/08メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (2件) を見る

「魔女の息子」伏見憲明

ゲイの世界を垣間見たような気がしたが、中途半端なところで終わってしまったという印象だ。魔女の息子作者: 伏見憲明出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2003/11/22メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 16回この商品を含むブログ (12件) を見る

「おしまいのデート」瀬尾まいこ

それぞれの最後のデートがテーマになった短編集。どれもラストが、この作者らしくほっこりと心温まる感じであった。おしまいのデート作者: 瀬尾まいこ出版社/メーカー: 集英社発売日: 2011/01/26メディア: 単行本 クリック: 31回この商品を含むブログ (34件)…

「レプリカキット」長野まゆみ

ちょっと不思議な未来のお話。細部にわたりおしゃれだった。レプリカキット作者: 長野まゆみ出版社/メーカー: 学研発売日: 1992/12メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る

「地を這う虫」高村薫

「愁訴の花」が印象深い。地を這う虫作者: 高村薫出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 1993/11メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (4件) を見る

「神の火」高村薫

かなり密度の濃い小説だった。神の火 (新潮ミステリー倶楽部)作者: 高村薫出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1996/08メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (7件) を見る

「新参者」東野圭吾

連作でそれぞれの小さな謎が解けてゆく。2時間ドラマチックな人情ものだが悪くなかった。犯人は少し意外に感じた。新参者作者: 東野圭吾出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/09/18メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 153回この商品を含むブログ (225件) …

「認知の母にキッスされ」ねじめ正一

本人の体験談だからか、介護の絶望が偽りなく書かれていた。それでも母と正一の絆はほのかに感じられた。認知の母にキッスされ作者: ねじめ正一出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2014/11/07メディア: 単行本この商品を含むブログを見る

「その鏡は嘘をつく」薬丸岳

途中でタイトルの意味がわかる。読み進めてるうち、いくつもの真相にたどり着き、「そうだったのか!」と驚く。グイグイ読ませる。その鏡は嘘をつく作者: 薬丸岳出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/12/11メディア: 単行本この商品を含むブログ (7件) を見る

確かに、ネトウヨは弱者ではないのかもしれない。

http://lite.blogos.com/article/126960/なるほどなぁ。確かに、ネトウヨはある程度所得を持ったり、地位のある職についてたりする人が多いように感じる。私の知ってるネトウヨのジイさんは、元銀行員で、マイホームのローンを返済し、結婚していて子供3人を…

「長いお別れ」中島京子

認知症を患った元校長の男性とその家族の話。認知症になると、本人だけでなく周りも大変なのだろうということがよくわかった。余韻を残すラスト。長いお別れ作者: 中島京子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2015/05/27メディア: 単行本この商品を含むブログ…

「二人乗り」平田俊子

詩人らしい言葉づかい、ストーリー運びだなと思った。ありそうで、なさそう、いややっぱあるのか、そんな淡々とした話。二人乗り作者: 平田俊子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/07メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 8回この商品を含むブログ (19件) …

「灰色の虹」貫井徳郎

最初に伊佐山のゲスさに驚いたが、徐々に雅史のつらさを追うようになるのと同時に、社会派ミステリーとしての色を帯びていく。犯罪者となった者とならない者、その境界線は曖昧なものかもしれない。分厚かったが、全く飽きなかった。灰色の虹作者: 貫井徳郎…