3人の子供たちの、戦時中から戦後にわたる半生をつづった物語。戦争は終わればそれでいいというわけではない。消えない傷跡を残す。それでも生きていった3人の希望を感じさせるラストが良い。世界の果てのこどもたち作者: 中脇初枝出版社/メーカー: 講談社発…

津村記久子のデビュー作。内定先の決まった、ややだらしない女子大生の話。途中から文章のテンションが変わるのだが、目が離せなかった。最後でタイトルの意味がわかる。なるほど。なかなか深いタイトルだ。君は永遠にそいつらより若い作者: 津村記久子出版…

読んだあと、何も残らない。だがそれが、いい。細部にわたるリアリティがすごい。寝ても覚めても作者: 柴崎友香出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2010/09/17メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 41回この商品を含むブログ (31件) を見る

偽札がテーマの金融小説。様々な人物の思惑が交差して、グイグイ読ませる。野々宮とエリカの関係性が島田雅彦らしい。悪貨 (100周年書き下ろし)作者: 島田雅彦出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/06/21メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 34回この商品を…

田中聖が大麻所持で逮捕のニュース。昨日のNHKのニュースで見て驚いた。ジャニーズ退所後はコツコツとやっていただけに、なんとも残念だ。もともと大麻や覚醒剤の噂はあったが、本当にやっているとは…。うーん…。本当にやったのなら、罪を償って更生してほし…

ハロプロファンである朝井リョウが、満を持して書いたといった感じの小説。NEXT YOUは特定のアイドルがモデルなわけではないのだろう。裏方のことも書かれている。取材したのだろうか？かなり密度が濃かった。朝井リョウのアイドルへの愛情を感じた。武道館…

これは実話なんだろうな。なんとも生々しい。他人の愚痴と言えばそれまでだが、面白かった。犬の方が嫉妬深い作者: 内田春菊出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2001/04メディア: 単行本この商品を含むブログ (4件) を見る

ご存知、ニノとの交際を知られたフリーアナウンサーだが。まさかニノヲタのクレームがきっかけで、レギュラー番組降板だなんて…。確かに匂わせはどうかと思うが、だからといって番組降板にまで追い込むのは、どうかしていると思う。やっていることの意味が、…

3人それぞれの気持ちが切ない。六花が島尾を見えるようになるのはもうすぐなのだろうか。これ、実写化にならないかなぁ…。わりといい感じになると思うのだが。アニメも見てみたかった。夏雪ランデブー 2 (Feelコミックス)作者: 河内遙出版社/メーカー: 祥伝…

作者の同人誌掲載作品を集めたもの。やや荒削りだが、優しい絵と繊細なストーリーの四宮ワールドにいつまでも浸っていたくなる。レイニーシーズン (POE BACKS Babyコミックス)作者: 四宮しの出版社/メーカー: ふゅーじょんぷろだくと発売日: 2010/01/23メデ…

ゲイカップルとその子供の話。ゆるふわな雰囲気だが、描かれていることは結構シビアだ。優しい世界観に、いつまでも浸っていたい。絵も他のBLには見ない独特のかわいさだ。銀のくつ (バーズコミックス ルチルコレクション)作者: 四宮しの出版社/メーカー: 幻…

今回は泣かせられた。すず、いい子だな。それぞれの思いが痛いほど伝わった。しかし画業40周年ってすごいな…。発表していく作品の面白さが衰えないどころかますますよくなっているところがすごい。海街diary 8 恋と巡礼 (フラワーコミックス)作者: 吉田秋生…

なかなか切ない展開に。ニノが歌う絵がどれもよい。本当に紙から音が聴こえてくるようだ。覆面系ノイズ 3 (花とゆめCOMICS)作者: 福山リョウコ出版社/メーカー: 白泉社発売日: 2014/06/20メディア: コミックこの商品を含むブログ (1件) を見る

わがままな和江が悲しく、手を差し伸べたくなる。懸命な千恵子って、すごいと思った。章太郎がクズすぎる。読んでつらいところもあったけど、いい小説だった。他の著者の本も読んでみたいです。白蝶花 (幻冬舎文庫)作者: 宮木あや子出版社/メーカー: 幻冬舎…

今井絵理子が議員になったことは、多くのSPEEDファンを落胆させたことだろう。思い出してみたのだが、今井絵理子はSPEEDの中では一番の不人気だったように感じる。島袋寛子 歌担当新垣仁絵 ダンス担当上原多香子 美貌担当と、他の3人はきっちりと担当が割り…

事情を抱えた女の子たちが集まる女子高のひとクラスの話。それぞれが何かしらの事情を抱えているのだな、と思った。これからは女子高校生を見る目が変わるかも？！もがきながら希望を掴む過程が丁寧に書かれ、一見すると嘘くさい設定なのに話に嘘くささがな…

朝ドラヒロインになった人は、息の長い活動をしている人が多い。そんな中、この人今何してんの？って人が4人いる。小西美帆、岡本綾、藤澤恵麻、高野志穂だ。小西美帆は、本当に活躍を聞かない。まだ芸能界にいるが、一発屋かも。岡本綾は中村獅童との一件で…

さくら通信のこのアイコンって、島村卯月の真似？

昭和を生き抜いた女性ふたりの物語。実に情緒豊かで重厚な物語。全体的にシックでもの悲しい雰囲気だ。以前の角田光代には書けない、今の角田光代だからこそ書ける物語。戦争は子供も傷つける。老いについても考えさせられた。左織にとって風美子のような存…