走れ!タカハシのブログ

本の感想についてのブログ

「約束のネバーランド」4 原作 白井カイウ 作画 出水ぽすか

ノーマンは頭がいいなぁ。何回もミスリードにやられた。よく練られた漫画だと思う。続きが気になる。約束のネバーランド 4 (ジャンプコミックス)作者: 出水ぽすか,白井カイウ出版社/メーカー: 集英社発売日: 2017/07/04メディア: コミックこの商品を含むブロ…

「ゾロリ 2 in 1 かいけつゾロリのドラゴンたいじ きょうふのやかた」原ゆたか

最初のゾロリはなんともお下品だなぁ。話も面白いけど絵も絶妙にユーモアがある。メタフィクション好きにはたまらない仕掛けもあちこちに。かいけつゾロリのドラゴンたいじ かいけつゾロリのきょうふのやかた (ポプラポケット文庫―ゾロリ2 in 1 (050-1))作者…

「D坂の殺人事件」江戸川乱歩

初めて江戸川乱歩を読んだが、意外と読みやすかった。「地獄の道化師」の女の執念に身震いがした。D坂の殺人事件 (角川文庫)作者: 江戸川乱歩出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店発売日: 2016/03/25メディア: 文庫この商品を含むブログを見る

「ガラスのうさぎ」高木敏子

戦争文学というジャンルだけでなく児童文学の定番とされる作品。読んだのを全く覚えておらず、終戦の日が近いのをきっかけに読んだ。両親と妹を戦争で失い打ちひしがれた孤独さが伝わってきた。そこから生きようとする意志も伝わる。本作が忘れられてる今だ…

「男の事情 女の事情」ジョン・マクガハン

とにかく読みやすい。薄味なんだけど、結構よかった。瑞々しい。どぎつい下ネタもあるけど、雰囲気がいいのか、嫌じゃなかった。初めてのアイルランド文学でした。男の事情女の事情作者: ジョン・マクガハン,清水重夫他出版社/メーカー: 国書刊行会発売日: 2…

「そこまでやらなくていいのに物語」ねじめ正一

オールディーズの迷惑ジジイっぷりに爆笑。ねじめ正一のユーモア爆発だ。草野球には草野球の面白さがあるのだろうな。ねじめさんは本当に長嶋のことが大好きなんだなぁ。しかし、なんでAmazonだと表紙が違う本なんだ?!全然違うわい!一刻も早く直して欲し…

「おれんちのいぬチョビコ」那須田淳・作 渡辺洋二・絵

小学生のころの思い出の本。好きすぎて、カセットテープに朗読したものを吹き込んでた。いたずら好きのチョビコと素朴な少年がかわいい。懐かしく、また買って読んだ。色あせない。おれんちのいぬチョビコ (絵童話・しぜんのいのち)作者: 那須田淳,渡辺洋二…

「午後の曳航」三島由紀夫

やはり三島由紀夫の見た目に関しての描写は魅力的だなぁ。最後まで屈折したルッキズムに囚われていたんだよな。少年は最後までこの世界の被害者だった。午後の曳航 (新潮文庫)作者: 三島由紀夫出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1968/07/15メディア: 文庫購入:…

「イワン、はじめてのたび」池田あきこ

イワンが滑稽で面白い。イワン、はじめてのたび (DAYAN’S COLLECTION BOOKS)作者: 池田あきこ出版社/メーカー: ほるぷ出版発売日: 1993/08/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (4件) を見る

「O嬢の物語」ポーリーヌ・レアージュ

エロ小説と言ってしまえばそれまでだが、とても高尚で無垢なものを見せてもらった。ただグロテスクだからいいといった小説とは、格が違う。露悪的というのも違う。フランスの自由、平等、博愛とは違うが、これが受け入れられてるのも、フランスだからだろう…

「爪と目」藤野可織

短編集なのだが、どれも心理描写を排して身体描写に徹していた。特に「しょう子さんが忘れていること」がそうだった。最近は心理描写が細やかな小説ばかり読んでたので新鮮だった。ちょっと川上未映子に似てない気もしないでないが。官能的なのに瑞々しい文…

「夜行観覧車」湊かなえ

今回もかなり良質なミステリーを楽しませてもらった。他人の棘などを容赦なく描いている。湊かなえが愛されるのは、謎解き要素や意外な結末はもちろん、生命倫理や家族、被害者と加害者の壁、コミュニティの問題にまで踏み込んでそれをダレたり説教くさくな…

「月の上の観覧車」荻原浩

親しい人との別れまでのいきさつを描いた短編集。私も鬱で休職したりびくびくしてた時期があって金魚も飼っていたので、「金魚」はとても他人事とは思えず、深入りして読んだ。「レシピ」のオチはちょっと笑える。かっこよくない人たちが小さなことで悩んだ…

「夏への扉」ロバート・A・ハイライン

SFは苦手なのだが、SFということを忘れ物語に入り込んでしまった。猫好きにもオススメ。ちょっと「ライ麦畑でつかまえて」に似てるような。アメリカの病理のようなものも微かに感じた。夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))作者: ロバート・A・ハインライン,福…

「プラテーロとわたし」J.R.ヒメネス

恥ずかしながら作者のことを全く知らなかった。ノーベル賞取った人だったとは。自然の美しさと主人公のプラテーロへの愛情を感じた。作者の他の作品も読みたいが、あまり出版されてないのだろうか。プラテーロとわたし作者: ファン・ラモンヒメネス,長新太,…

「ポニーテール」重松清

小学生は感受性豊かになり、傷つき始める年頃だ。そのことを優しい筆致で見守るように描いた良作。フミの友達のツルちゃんがいい感じだ。あの頃できた友達は大人になって離れても、人格形成にとっても人生にとっても大切なものとなる。この人は子供の繊細な…

「カラー版 宇宙に行くニャ!」山田ふしぎ

声優でサイエンスライターの山田ふしぎさんによる漫画。二匹の猫が宇宙を旅しながら宇宙を解説していく。猫がかわいく、猫好きにとってもたまらない。理科に無知だが、楽しめた。続きが読みたいですね。カラー版 宇宙に行くニャ! (岩波ジュニア新書)作者: 山…

「壁」安部公房

今までにない読書体験をした。実にシュールで虚無的で抽象的であっけらかんとしている。ハマる人が多いのもわかる。この人の作る劇って面白そうだなぁ。壁 (新潮文庫)作者: 安部公房出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1969/05/20メディア: 文庫購入: 9人 クリ…

「おばさん未満」酒井順子

水森亜土の表紙イラストがなんとも皮肉がきいている。私も30に差し掛かり、20代までとはずいぶん違うなぁと薄々感じている。女性の老化について、肉体や見た目だけでなく内面や趣味にまで踏み込んだ1冊。「やすらぎの郷」でも死の恐怖が描かれているが、それ…

「親愛なる」いとうせいこう

どこまで事実なのかわからない。スリリングだけど間抜けだ。それでいて怪しくて不気味で良かった。ラッパーらしく言語センスも独特だ。親愛なる作者: いとうせいこう出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2014/11/21メディア: 単行本この商品を含むブログ (…

「さよならクリストファー・ロビン」高橋源一郎

短編集。メタフィクション好きとしてはたまらん。どれも滑稽で悲しくて残酷だ。この人、芥川賞直木賞取ったことないのかぁ。さよならクリストファー・ロビン作者: 高橋源一郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2012/04/01メディア: 単行本 クリック: 23回この…

「SMAPと平成」中川右介

平成の歴史とSMAPの歴史を並行させて解説している。平和はもたらされた代わりに、不安定に突入した時代だよなぁと思った。その平和でさえ今や守られるかどうかあやしくなってきているが。彼らが国民的になったのは、魅力と実力はもちろん戦略もあったんだろ…

「SMAPと平成ニッポン」太田省一

SMAPがジャニーズで2番目くらい好きだったので、手に取った。私はいわゆるゆとり世代の一番初めなのだが、それよりちょっと上でも、今の高校生に至るまで、老若男女問わずファンがいるよなぁとは感じていた。SMAPを語る上では、やはり平成は外せないテーマだ…

「ジャニーズと日本」矢野利裕

最初のグループであるジャニーズからジャニーの信念、社会を絡めて論じている。芸能事務所というより音楽的観点からいろいろと論じているので、ゴシップ的なことは書かれていない。ジャニーズが好きで音楽に何よりも魅力を感じている自分としては興味深く読…

「ノーライフキング」いとうせいこう

SNSの登場を予言していたと評される本作。今や小学生の2人に1人がスマホを持つ2017年に読むと感慨深いものがある。少年たちが我を忘れてライフキングに夢中になる姿は、馬鹿馬鹿しいとは思えなかった。切実さがある。また、子供からデジタルデバイスを取り上…

「天使のナイフ」薬丸岳

主人公が最後まで救われない。安易に答えを出さず、読後感はとても重い。伏線の回収の仕方とミスリードの使い方が見事だ。賞に選ばれたのも一人勝ちだったのにも納得。いろいろなことを考えさせられた。天使のナイフ作者: 薬丸岳出版社/メーカー: 講談社発売…

「闇の底」薬丸岳

長瀬の葛藤が痛い。犯人はとても意外で驚いた。でもやはり復讐は間違っていると思う。ラストが、また新たな事件を生むのか?と不気味だった。闇の底作者: 薬丸岳出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/09/08メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 16回この商品…

「一千一秒の日々」島本理生

薄味な物語たちだ。たまにはこういうのもいいだろう。一千一秒の日々作者: 島本理生出版社/メーカー: マガジンハウス発売日: 2005/06/16メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 6回この商品を含むブログ (110件) を見る

「荊の城」下 サラ・ウォーターズ

下巻からどんどんドラマティックになっていく。そして衝撃の事実が明かされていく。目が離せなかった。小説を読むことの醍醐味を味わった気がする。荊[いばら]の城 下 (創元推理文庫)作者: サラ・ウォーターズ,中村有希出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2…

「荊の城」上 サラ・ウォーターズ

スウとモードがキスしたところから物語が盛り上がり、面白くなる。正直、それまでは退屈だったが。作者自身レズビアンということもあって、レズビアニズムが好きな人にはたまらないだろう。荊[いばら]の城 上 (創元推理文庫)作者: サラ・ウォーターズ,中村有…

「悼む人」天童荒太

死者を悼む旅を続ける青年に関わる3人の話。彼が旅を続ける理由が解き明かされていく。許しとは、愛とは、命とは…。ひとつひとつの描写が丁寧で、読んだあとも色々なことを考えてしまった。読んでよかった。悼む人作者: 天童荒太出版社/メーカー: 文藝春秋発…

「実録・外道の条件」町田康

これは実話に違いない。本人にとっては災難だが、独特のリズム感によって大いに笑わせて頂いた。実録・外道の条件作者: 町田康出版社/メーカー: メディアファクトリー発売日: 2000/10メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (19件) を見る

「共喰い」田中慎弥

表題作はとことん暗い泥臭い話だ。だが文学というものを感じさせられたようで、悪くなかった。方言が陰惨さに拍車をかけている気がする。「第三紀層の魚」は現代を舞台にしているが、表題作と比べたら明るい。共喰い作者: 田中慎弥出版社/メーカー: 集英社発…

「聖夜 School and Music」佐藤多佳子

キリスト教の一貫校のオルガン部に在籍する高校生の話。佐藤多佳子が得意とする青春物だが、主人公が生き生きとなっていく様がよかった。こんな青春送りたかったかもしれない。聖夜 ― School and Music作者: 佐藤多佳子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 201…

「タイタンの妖女」カート・ヴォネガット・ジュニア

ひとつひとつの言葉が軽妙で滑稽でいて物悲しい。エピローグは脱力感を感じだが、それもこの小説の持ち味なのだろう。海外文学にもっと触れたくなった。タイタンの妖女 (ハヤカワ文庫SF)作者: カート・ヴォネガット・ジュニア,和田誠,浅倉久志出版社/メーカ…

「伝説の勇者の婚活」3 中村尚儁

やはり勇者とは、弱きを助け強きを挫くことなのだと思った。さぁ、次巻はどうなるのでしょうか。伝説の勇者の婚活 3 (ジャンプコミックス)作者: 中村尚儁出版社/メーカー: 集英社発売日: 2017/04/04メディア: コミックこの商品を含むブログを見る

「箱庭のソレイユ」4 川端志季

ついに完結。早足で終わったな。でも天使とあさひが幸せそうでよかった。その後がもっと見てみたい気もするが。こんな難しいテーマを少女漫画で書いた作者の力量はすごいと思う。箱庭のソレイユ 4 (マーガレットコミックス)作者: 川端志季出版社/メーカー: …

「謎の転倒犬」柴田よしき

ユーモラスで軽妙でいて、謎解き要素も楽しい小説だ。優麗のセリフ回しがいちいち笑える。シリアスからコメディまで飽きさせない作者の筆致に脱帽。謎の転倒犬―石狩くんと(株)魔泉洞 (創元クライム・クラブ)作者: 柴田よしき出版社/メーカー: 東京創元社発売…

「島はぼくらと」辻村深月

離島の高校生4人の話。田舎も色々なことが起きるんだなと思った。清々しい話だった。島はぼくらと作者: 辻村深月,五十嵐大介出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/06/05メディア: 単行本この商品を含むブログ (35件) を見る

「匿名芸術家」青木淳悟

生活臭のある不思議な小説。匿名芸術家作者: 青木淳悟出版社/メーカー: 講談社発売日: 2015/06/11メディア: 単行本この商品を含むブログ (11件) を見る

「森は知っている」吉田修一

虐待されたまま生きるのより、スパイとして生きる方が幸せだとは思うが、でもね…。という気持ちが。最後はモヤモヤする。森は知っている作者: 吉田修一出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2015/04/22メディア: 単行本この商品を含むブログ (12件) を見る

「リセット禁煙」磯村毅

目からウロコだ。喫煙するとドーパミンを感じなくなる、など、そうだったのか!の連続。このまま禁煙を続けていきたい。リセット禁煙 (PHP文庫)作者: 磯村毅出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2014/01/08メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る

「生身の暴力論」久田将義

私も暴力は少なからずされたことがあるし、子供の頃に軽い殴り合いをしたことがあるので、興味深く読んだ。暴力とは何かと、様々な方向から切り取られている。最後に、やはり暴力を振るうことは最低だと書かれていた。生身の暴力を取材してきた人ならではの…

「十九、二十」原田宗典

ひりひりとした青春だ。山崎の自問自答が重くのしかかる。十九、二十作者: 原田宗典出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 1989/10メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る

「0をつなぐ」原田宗典

怖い話がぎっしり詰まった短編集。あとを引く、不気味な怖さだ。現実にこんなこと起こるわけないと思ってても、妙な説得力があった。0(ゼロ)をつなぐ作者: 原田宗典出版社/メーカー: トレヴィル発売日: 1990/03メディア: 単行本この商品を含むブログを見る

「猿の見る夢」桐野夏生

愛人のいる老人の家に住みつく占い師…と、まがまがしい話を想像してしまうが、どこかあっけらかんとした文体であった。いつの間にか薄井の気持ちになってしまっていた。だがラストが中途半端な感じなのが少し残念。猿の見る夢作者: 桐野夏生出版社/メーカー:…

「傘をもたない蟻たちは」加藤シゲアキ

それぞれが味わい深い短編集。中でも興味を引いたのは、「イガヌの雨」。架空の食べ物、イガヌに翻弄される近未来の話なのだが、絶妙なリアリティで読ませる。これからの作家活動に期待できそうな一冊であった。傘をもたない蟻たちは作者: 加藤シゲアキ出版…

「オイアウエ漂流記」荻原浩

まるで自分も漂流されたかのように物語にハラハラドキドキしてしまった。完全に物語に入り込んでいたかのように思う。能天気な早織が実はこの中で1番頼もしいのかもしれない。ラストはホッとした。オイアウエ漂流記作者: 荻原浩出版社/メーカー: 新潮社発売…

「柊様は自分を探している」4 西森博之

これから夜叉と関わることになるのだろうか。柊様は自分を探している。 4 (少年サンデーコミックス)作者: 西森博之出版社/メーカー: 小学館発売日: 2017/05/18メディア: コミックこの商品を含むブログを見る

「天のは人の上に人をつくらず」安野光雅

少し哲学的。さまざまな努力の上に人権が作られたことを忘れずにいたい。天は人の上に人をつくらず (小さな学問の書 (3))作者: 安野光雅出版社/メーカー: 童話屋発売日: 2001/08メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (2件) を見る