2017-08-21 「葬儀」ジャン・ジュネ 恋する相手がヒトラーだったり敵対国だったりして、文学の持つ変幻自在さを堪能した。とにかく性描写が多いのだが、くどくなく、いやらしくない。淫靡な雰囲気はない。「O嬢の物語」のときも思ったが、そこがフランスの持つ「それが、どうしたの?」精神に通ずるのかと。やっとフランス文学を好きになれそうだ。葬儀作者: ジャンジュネ,生田耕作出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 1987/06メディア: 単行本この商品を含むブログを見る