走れ!タカハシのブログ

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「葬儀」ジャン・ジュネ

恋する相手がヒトラーだったり敵対国だったりして、文学の持つ変幻自在さを堪能した。とにかく性描写が多いのだが、くどくなく、いやらしくない。淫靡な雰囲気はない。「O嬢の物語」のときも思ったが、そこがフランスの持つ「それが、どうしたの?」精神に通ずるのかと。やっとフランス文学を好きになれそうだ。


葬儀

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