走れ!タカハシのブログ

本の感想についてのブログ

「ほんとうの空色」バラージュ

マルチ芸術家の先駆けのようなバラージュによる児童文学。ハンガリーの貧しい少年が奇跡を起こす。学校での場面なんか、あぁこういうことになるよなぁと妙に日本人でもリアルに感じた。奇跡といっても大げさなものではない。それでもフェルコーの心が温まったのは確かだ。フェルコーの母を想う気持ちが優しい。実にさりげない優しさでほのぼのする。あまり有名ではないんだろうが良作。


ほんとうの空色 (岩波少年文庫)

ほんとうの空色 (岩波少年文庫)