「天才ラヴロックの発想が生む 逆転の知恵」糸川英夫
イギリスの異端の科学者ラヴロックのガイア仮説をひもとき、そこから何を学ぶべきか解いた本。私は原子力発電所はできる限り廃炉すべきとの立場でラヴロックの原子力は安全だとの主張とは正反対なのだが、彼の論文には理工学部にいた頃から興味津々であった。まず全てを疑い、直感からコツコツ積み上げる大切さを学んだ。セックスがどうしてあるのか、を論じたのは意外だ。知的好奇心を刺激され、理系であることに誇りを感じられた一冊。
逆転の知恵―天才ラヴロックの発想が生む (コンテンポラリーブック)
- 作者: 糸川英夫
- 出版社/メーカー: 同文書院
- 発売日: 1992/08
- メディア: 新書
- この商品を含むブログを見る