走れ!タカハシのブログ

本の感想についてのブログ

「クリストファー男娼窟」草間彌生

タイトルからしてインパクト絶大だが、中身もインパクトがものすごい。アグレッシブで、ポップでアヴァンギャルド、しっちゃかめっちゃか。だが「死臭アカシア」になり急に静かになる。「離人カーテンの囚人」はキーコの状況が状況だけに正直読んでてつらい。「読む幻覚」といった感じで、短いが強烈。すぐれた小説とはこんなことを言うのだなと思った。


クリストファー男娼窟 (角川文庫)

クリストファー男娼窟 (角川文庫)