「橋を渡る」吉田修一
「橋を渡る」って、いいタイトルだなと読んだあと思った。これ以上のタイトルはない。それぞれの物語も展開が読めず、ハラハラするのだが冬になり、全てつながり「あっ!」と。読書をする快楽を思う存分味わった。なぜか荻原浩の「金魚姫」の「全ては繋がっている」というセリフを思い出したり。作者は小さな出来事から始まり、こんな壮大なことまで書けるようになったのかとさらなる進化を体感。最後らへんはちょっと泣いた。
- 作者: 吉田修一
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2016/03/19
- メディア: 単行本
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