2017-07-31 「おばさん未満」酒井順子 水森亜土の表紙イラストがなんとも皮肉がきいている。私も30に差し掛かり、20代までとはずいぶん違うなぁと薄々感じている。女性の老化について、肉体や見た目だけでなく内面や趣味にまで踏み込んだ1冊。「やすらぎの郷」でも死の恐怖が描かれているが、それは「おばさん」になった頃から始まっている。老いの楽しみだけでなく恐怖もごまかすことなく書かれ、作者に好感を持った。おばさん未満作者: 酒井順子出版社/メーカー: 集英社発売日: 2008/09メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 17回この商品を含むブログ (19件) を見る