走れ!タカハシのブログ

本の感想についてのブログ

「ノーライフキング」いとうせいこう

SNSの登場を予言していたと評される本作。今や小学生の2人に1人がスマホを持つ2017年に読むと感慨深いものがある。少年たちが我を忘れてライフキングに夢中になる姿は、馬鹿馬鹿しいとは思えなかった。切実さがある。また、子供からデジタルデバイスを取り上げればいいのかという問題も書かれている。だが答えはない。きっと、これからもずっと。


ノーライフキング (新潮文庫)

ノーライフキング (新潮文庫)