走れ!タカハシのブログ

本の感想についてのブログ

2017-08-11から1日間の記事一覧

「僧正殺人事件」S・S・ヴァン・ダイン

次々と新たな事実が発覚していく。そのたび「えっ!」と驚く。推理小説の醍醐味だ。表紙もセンスがいい。僧正殺人事件 (S・S・ヴァン・ダイン全集) (創元推理文庫)作者: S・S・ヴァン・ダイン,日暮雅通出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2010/04/05メディ…

「LAST」石田衣良

なんとも怖い短編集だ。嫌なリアリティが…。こんなことゴロゴロ転がってるんだろうな。明日は我が身か…。心臓に悪い。石田衣良はこんなのも書けるのか。見直した。特に「ラストシュート」の気分の悪さは特筆に値する。LAST作者: 石田衣良出版社/メーカー: 講…

「言い忘れてさようなら」イッセー尾形

イッセー尾形による短編集。処女小説じゃないのだろうか、ずいぶん手馴れた文章だ。肩の力を抜いてリラックスして読める。言い回しがいちいち面白い。言い忘れてさようなら作者: イッセー尾形出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2009/04メディア: 単行本 クリ…

「放蕩記」佐藤正午

私小説。実験的な書き方。読んでるうち、実際の佐藤正午とは違うんだろうなと思えてきた。他の作品も読みたくなってきた。放蕩記作者: 佐藤正午出版社/メーカー: 講談社発売日: 1991/07メディア: 単行本この商品を含むブログを見る