「橋を渡る」吉田修一
「橋を渡る」って、いいタイトルだなと読んだあと思った。これ以上のタイトルはない。それぞれの物語も展開が読めず、ハラハラするのだが冬になり、全てつながり「あっ!」と。読書をする快楽を思う存分味わった。なぜか荻原浩の「金魚姫」の「全ては繋がっている」というセリフを思い出したり。作者は小さな出来事から始まり、こんな壮大なことまで書けるようになったのかとさらなる進化を体感。最後らへんはちょっと泣いた。
- 作者: 吉田修一
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2016/03/19
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (5件) を見る
「女王の教室 The Book」
「このゆびとまれ」1 大澄剛
これもあくまでファンタジーなんだろうな。同じ学校に子役がいたからわかるが、実際の子役はマネージャーにあんな態度取ってたら事務所から干される。打ち切りになるのもわかるが、まぁまぁ楽しめた。でもえなの顔があまりかわいいと思えなかった。もっと美少女に描けなかったのか。
- 作者: 大澄剛
- 出版社/メーカー: 日本文芸社
- 発売日: 2013/07/29
- メディア: コミック
- この商品を含むブログ (3件) を見る
「花の君」萩原さおり
どれも優しく甘酸っぱい物語たち。少女漫画っていいなと思えた。読み切りには読み切りのよさがある。
- 作者: 萩原さおり
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2015/11/25
- メディア: コミック
- この商品を含むブログを見る
「あのコと一緒」3 藤末さくら
自分の高校のときと比べても、なぜ香澄があんな男を許すまでわからない…。人に見捨てられなくて必死なのが痛い。孤独を恐れすぎると、さらなる孤独が待っている。かのりはしっかりした子だなぁ。
- 作者: 藤末さくら
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2005/04/15
- メディア: コミック
- この商品を含むブログ (3件) を見る